立ち抱っこでゆらゆらしたり、トントンと背中をたたき続けたりしてようやく眠ってくれた赤ちゃん。
ところがぐっすり眠っているように見える赤ちゃんを布団に置いた途端、パチっと目が開いた、なんて経験ありませんか?
いわゆる「背中スイッチ」と呼ばれるものですね。
私も経験がありますが、この背中スイッチは本当に厄介で、深い眠りについているように見えるのに布団に下ろした途端に目覚めてしまうんですよね。
そんな赤ちゃんの背中スイッチを簡単にOFFにする便利アイテムをご紹介していきます。
ボリュームクッション
赤ちゃんの楽ちんな姿勢を維持してくれる厚みがあるボリュームクッションは、背中スイッチの防止にひと役買ってくれます。
赤ちゃんが背中スイッチで起きてしまう原因の一つには、布団に下ろすことによる衝撃で起こるモロー反射があります。
モロー反射というのは新生児期の赤ちゃんが自発的にではなく、無意識に体が動いてしまう原始反射のひとつ。
大きな音がしたときや、体がふいに傾いたときに両手をパッと大きく開く動きのことです。
このモロー反射はとってもユニークで可愛らしいのですが、寝かしつけになるととても厄介ですよね。
せっかくよく眠ってくれたと思ったのに、布団に下ろしたわずかな衝撃で、大きく手を広げ、そんな自分の動きに驚いて目を覚ましてしまうのですから、ママとしては悩ましいところです。
ですが、ふんわりと背中を包み込むようなボリュームクッションに下ろすと、赤ちゃんの衝撃が吸収され、モロー反射が起きにくいのです。
授乳で寝落ちしてしまった赤ちゃんを起こすことなく、寝かせてあげられるのはママにとっては大助かりですね。
こういったクッションは何も赤ちゃんの頃にしか使えない訳ではありません。
私の知り合いのお子さんは、背中スイッチ防止用のクッションを1歳半になった現在もお気に入りのようで、自分でリビングに持って来て座ったり、遊んだりしているそうですよ。
赤ちゃんの頃から使ってきたものは、きっと赤ちゃん自身も愛着が湧いてくるはず。
背中スイッチ防止のためだけでなく、長い先まで使うアイテムとして用意しても無駄にはならないのではないでしょうか。
おくるみ
赤ちゃんのモロー反射を予防するもう一つの便利アイテムをご紹介します。
それは赤ちゃんをスッポリと包むおくるみです。用意するおくるみは長く使える大判サイズがおすすめ。
おくるみの包み方はいくつかありますが、背中スイッチ防止のためにおススメするのは「おひなまき」と呼ばれる方法です。
赤ちゃんは生まれてくる前、ママのお腹の中で体を丸めて過ごしていますよね。
そのため、お腹にいた頃と同じような姿勢を作ってあげることで、安心して深い眠りにつくことが出来ると言われているのです。
もしおくるみを持っていなかったり、おひなまきの方法がわからなくても大丈夫です。
私の息子は11月の寒い季節に生まれたのですが、背中スイッチを防止したいときはおくるみではなく、大判のブランケットを使っています。
巻き方も正しいおひなまきのやり方ではなく、優しく体全体を包み込むようにブランケット巻き、そっと布団に下ろしています。
ブランケットの中で手がビクッと動いていることを感じますが、体はキチンとくるまれているため、両手が上に上がることはありません。
それだけでも、赤ちゃんが背中スイッチで目を覚ます確率はグッと低くなることを実感しました。
ちなみに、先にご紹介した厚手のクッションとおくるみを合わせた「おくるみマット」も商品として販売されています。
より確実に背中スイッチをOFFにしたいのであれば、こういった商品を試してみるのもいいかもしれません。
まとめ
授乳をしていると、赤ちゃんが途中からウトウトしてきているのを感じることってありませんか?
私は授乳をしながら赤ちゃんがほとんど眠ってしまうまで待つことが多いです。
それでも普通にそのまま布団に寝かせようするとパッチリお目目を開けてしまうことがあるんですよね。
真夜中にお目目をクッキリと開けた息子を見ると、可愛いやら眠いやらで複雑な気持ちになってしまいます。
ですが、授乳を終えた後にウトウトしている息子をブランケットで優しく包み、そっと布団のうえに下ろすとそのままスヤスヤと眠り続けてくれることが増えました。
いつの時代もパパとママを悩ませる背中スイッチ。
クッションやおくるみを使って、赤ちゃんがスムーズに眠ってくれるかぜひ試してみてください。